無料|ロゴ作成ツール
皆さんの会社やブランドみは「ロゴ」はありますか?
ロゴは会社そのもの、もしくは商品やサービスといったブランドのイメージを図案化したものです。あの黄色い「M」マークを見れば、「マクドナルドだ!」と分かるように、ロゴはブランドを世間の人々に理解、共感、浸透させていくPR戦略上においても重要なものになります。
今回は「まだロゴがない」「ロゴを作りたいけど予算がない」という方向けに、無料で作れるロゴ作成ツールをご紹介します。
1. ロゴとは
実は、ロゴには2つのタイプがあります。
ロゴタイプ
1つは「ロゴタイプ(logo type)」。文字だけで図案化したものになります。
代表的なロゴタイプに、「Google」がありますね。Googleの歴史を遡ると、書体や配色に変遷がありますが、一貫して文字のみのロゴタイプで展開しています。
ちなみに、Google の現在のロゴカラー(青・赤・黄・緑)には次の意味が込められているそうです。
🔵 🔴 🟡 → 色の三原色で「ルール・常識」を意味
🟢 → 三原色に緑が加わることで、「常識にとらわれない」という意味
引用:Google Japan(https://www.instagram.com/p/CV42sBghLpA/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==)
ロゴマーク
そして2つめは「ロゴマーク(logo mark)」というもの。イメージを図案化したものです。
代表的なロゴマークには「Apple」があります。あのひと齧りしたリンゴのマークを見れば、「ITとかちょっと疎くて…」という方でも、「あ、iPhoneのね」と、脳内で商品と一致させることができるのではないでしょうか?
ロゴマークのメリットは、言語の違う国でも認識してもらいやすいこと。あなたのブランドを日本以外、または英語も通じないような国で展開を考えているのであれば、ブランドの世界観やコンセプトを視覚化したロゴマークを作ることをお勧めします。
2. 無料で作れる!ロゴ作成ツールの使い方(動画ガイド)
ネット上で「ロゴ作成ツール、無料」などで検索すると、多くのロゴ作成ツールを見つけることができます。
ロゴ作成ツールには主に「ロゴ作成専門サービスのツール」と「グラフィックデザインツールを提供する会社のツール」「ウェブサイト構築管理サービスが提供するツール」の3パターンがあります。
それではそれぞれのパターンのロゴ作成ツールをピックアップして、その使い方を見ていきましょう。ここでは「所沢市内で狭山茶の製茶・販売をする『所沢園』」という会社を仮定して作っていきます。
・ ロゴ作成専門ツール「DesignEvo」
DesignEvoはロゴに特化した作成ツールサービスです。
トップページのど真ん中にある「無料でロゴを作成する」というボタンをクリックして作成スタートです。
画面左側の「テンプレートを検索する」の下にある検索窓に、「tea」と入れて検索すると、お茶に関連したロゴ(テンプレート)が沢山表示されます。
この中から1つ選び、「カスタマイズ」をクリック。
テンプレート内の文字を自社のブランド名に書き換えていきます。
ブランド名の書体を微調整したり、イラストの色を変更するなどした後、「プレビュー」をクリックすれば実際に名刺やウェブサイト、Tシャツに載った場合を確認できます。
デザインを決定したロゴをいざダウンロードするには、画面上部の「ダウンロード」をクリックします。
すると、下のように有料バージョンを含むプラン選択が表示されます。
無料でダウンロードしたい場合は、上部にある「低解像度のフリーロゴをダウンロード」のリンクをクリックします。このタイミングでご自身のメールアドレスと任意のパスワードを登録すると、ロゴをダウンロードできます。
※DesignEvoの場合は、無料ダウンロードの場合は画像サイズは300px ✕ 300pxとなります。
・ グラフィックデザインツール「Adobe Express」
Adobe Expressはグラフィックデザインにおける様々なツールを提供するAdobe社が、ノンデザイナーでも使いやすいよう簡単に使えるようにしたアプリです。プロ向けのAdobe Creative Cloudよりも使える機能は必要最低限となりますが、起業したばかりで予算がない方や、自分でロゴもSNS投稿のデザインなども手掛けたい方にはお勧めのツールです。
Adobe Expressもホームページのトップバナーにあるボタン「Adobe Expressを無料ではじめる」をクリックしてスタートします。
次の画面では”何を”デザインするのかを決定します。Adobe Expressはロゴ以外にも様々なデザインが可能なので、この中から「ロゴ」を選択する必要があります。
ロゴのデザイン画面に切り替わりました。
Adobeでもロゴのテンプレートが豊富に用意されているので、「tea」というキーワードで関連するテンプレートを絞っていきます。
※王冠マークが付いているものは「プレミアムプラン」という、有料プランに契約すれば使用(ダウンロード)できるものです。無料の範囲内で使用されたい場合は、王冠マークがついていないものを選びましょう。
次に選んだテンプレートの編集方法を動画で見ていきます。
DesignEvoの時と同様に、テンプレートで用意されている文字を自分用に変更していきます。書き換えた後、書体や色を変更したり、レイアウトなどを調整していきます。
デザイン決定後、画面上部にある「ダウンロード」をクリックして、ファイル形式を選び、ダウンロードします。
・ ウェブサイト構築ツール「Shopify」
shopifyはECサイトを構築&運営できるECプラットフォームです。このようなウェブサイト構築ツールには、ほかにもBASEやWIX、Squarespaceなど様々なサービスがあり、いずれもロゴ作成サービスを展開しています。それらは母体のウェブサイト構築サービスを利用するユーザーを前提としたツールのため、完全に無料で利用できる場合がほとんどです。
それではshopifyも画面中央にある「ロゴを作成する」というボタンをクリックして始めてみましょう。
shopifyの場合は、始めに業界のカテゴリを選択します。
次にデザインのスタイルを決めます(今回は「ナチュラル」を選択してみました)。
次のステップではビジネス名(ブランド名)とスローガン(もしあればでOK)を入力。
最後に、ロゴをどこで使用したいかを選択します。
shopifyの場合は、キーワード(tea)で関連テンプレートを絞ることができず、「食料品・飲料」という広い範囲でテンプレートが表示されます。
この中から、お茶をイメージさせるロゴを探して選択します。
編集できる内容は非常にシンプルで自由度が少ないです。
出来上がったロゴをダウンロードするには、こちらもやはりメールアドレスと任意のパスワードが必要です。登録すると、メールアドレスにロゴデータが送られます。
・ 比較表でチェック!あなたに合ったツールはどれ?
サービス名 | DesignEvo | AdobeExpress | shopify | |
URL | https://www.designevo.com/jp/ | https://www.adobe.com/jp/express/ | https://www.shopify.com/jp/tools/logo-maker | |
日本語対応 | △ トップページのみ | ◯ | ◯ | |
無料版の有無 | ◯(300px×300px) | ◯(1200px X 1200px) | ◯(1200px X 1200px) | |
ファイル形式 | PNG, JPG(有料版だとPDF, SVGあり) | PNG, JPG, PDF | PNG | |
有料プラン | 3519.15円(24.99USD)/回(税込)〜 | 1,180円/月〜 | ✕ | |
支払い通貨 | 日本円支払いOK | 日本円支払いOK | ー | |
返金保証 | 購入後7日以内なら可能 | 契約開始から14日以内なら可能 | ー | |
登録する情報 | メールアドレスとパスワード | メールアドレスとパスワード | メールアドレスとパスワード | |
特徴 | プレビューで名刺やサイト上の確認が可能 | 編集項目が豊富 | 各種SNSに対応したロゴが入手可能 |
あくまでも数多あるロゴ作成ツールの、3パターンの中からピックアップした比較なのですが、無料版の傾向として、ロゴ作成専門ツールはダウンロードできるデータに制限があり、グラフィックデザインツールのロゴ作成ツールは、編集できる内容や選択できる素材に制限があり、十分な活用を希望する場合は有料プランを契約する必要があります。
支払い方法は、ロゴ作成専門ツールは1回買い切り型、グラフィックデザインツールはロゴ以外にも様々なデザインツールが利用できるため、サブスク型になっています。
そしてウェブサイト構築系のロゴ作成ツールは、あくまでもウェブサイト構築&運用がメインであることを前提とした付加サービスのため、全て無料の場合はデザインテンプレートや編集できる内容が少ない傾向にあります。
これらの特徴を踏まえて、皆さんにとっての最適なツールを選びましょう。
※本情報は2024年9月時点の情報です。ご利用にあたってはご自身の判断と責任においてご活用ください。
3. まだまだあるよ!ロゴ作成ツールリスト
【ロゴ作成専門ツール】
【グラフィックデザインサービス系】
【ウェブサイト構築サービス系】
※本情報は2024年9月時点の情報です。ご利用にあたってはご自身の判断と責任においてご活用ください。
4. ロゴを作る際に大事なコト
自分の会社、店舗、商品やサービスといったブランドをイメージとして覚えてもらうため、ロゴはとても大切な役割を果たします。
ツールを利用する際の3のポイント
ロゴ作成ツールを活用してデザインする際には以下のようなポイントがあります:
図案はシンプルに
色数は3色まで
商用利用の可否を確認する
1と2の理由は、覚えてもらいやすく、SNSのアイコンなど小さくても識別されやすく、様々な媒体で活用しやすいからです。
最近では「ファビコン」といって、ウェブサイトのシンボルとしてブラウザのタブ部分に表示されるものがあるのですが、ここにもちゃんとロゴを反映させておく事が、地味ながら信用性に影響します。ブラウザのタブがWordPress(*1)のマークのまま…というウェブサイトは結構多く、そのままではWordPressの宣伝をしているようなものなので、ロゴを既にお持ちの方は、是非ファビコン化して自社の認知を上げていきましょう。
*1. WordPress:ウェブサイト作成ソフト
3は、今回のようにロゴ作成ツールを利用する際、「商用利用が可能か否か、もしくは条件付きか」を必ず確認しましょう。テンプレートのデザインをほぼ変えずに、名前だけを変更しただけでは商用利用はNGというケースもありますので要注意です。
ブランドのコンセプトを想起させよう
ブランドのコンセプトやストーリー、理念といった想いが可視化されたロゴは、それを見たユーザー(生活者や将来のビジネスパートナーなど)から、認知だけでなく共感や納得も得られやすいでしょう。
例えば、アビームコンサルティングというコンサルティング会社の社名「Abeam」はヨット用語からきています。その意味が「横風を力に変えて進む」という事から、「最大の推進力でクライアントのビジネスを支える」という経営理念を表現した、ヨットの帆(風により船の推進力を得るための機能)が図案化されたものです(これにAbeamの「A」と「b」にも見立てたダブルミーニングになっています)。
このように、企業の理念(ミッション、ビジョン、バリューやパーパスなど)を体現したロゴは、そこで働く従業員の意識向上やプライドにも寄与します。
いかがでしたか?
ロゴは企業やブランドの顔となり、PR(パブリック・リレーション)における重要なコミュニケーション要素の一つです。名刺や公式サイト、SNSのアイコン、皆さんが手掛ける商品のラベルなどにも、ブランドとして存在感を発揮するものになりますので、もしロゴがない方は、この機会にロゴを創ってみませんか?
「自社の理念を形にしたロゴを作ってほしい」
「ファビコン化する方法が分からない」
という所沢の事業者様は、お気軽に所沢PRサポーターズまで!
自社事業の認知を強化したいというPRやブランディングに関すること以外にも、メールなどのコミュニケーションツールの使い方について知りたい方は、カジュアルにお話しましょう!お気軽にお問い合わせくださいね。
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