その表現大丈夫ですか?薬機法チェックサイト
お店のSNSやプレスリリースは、ブランドの認知と信頼を築くための重要なコミュニケーション手段です。実は、何気ない言葉選びが法律違反になるかもしれないのをご存知でしょうか? よく目にする「効果抜群!」「日本一の〜」といった宣伝文句も、実は薬機法や景品表示法に抵触する可能性があります。
知らぬ間に会社やブランドの信用を失墜させないためにも、PR活動で使ってはいけない“NG表現”と、法律を遵守した上でPRを行うためのチェックポイントをしっかり押さえておきましょう!
1. 薬機法とは?
薬機法とは、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」の略称です。簡単に言うと、医薬品や医療機器だけでなく、健康食品や化粧品なども含めた、人体に何らかの影響を与える可能性のある商品を 広告・販売する際に、消費者を誤解させるような表現や誇大な効果効能を謳うことを規制する法律です。
薬機法に違反すると大きなペナルティを受けるリスクがあります。特に、商品が持つ効果や効能を誇大に表現することは禁じられているため、薬機法を理解し、法に適合した表現を使うことが重要です。薬機法を知らずにPRを行えば、消費者からの信頼を失うだけでなく、売上、しいては企業の存続にも悪影響を及ぼす可能性があります。
2. 景品表示法とは?
景品表示法とは、「不当景品類及び不当表示防止法」の略称で、商品やサービスの品質、価格、その他の内容について、実際よりも優良に見せかけるような虚偽の表示や、消費者を誤認させるような表示を規制する法律です。
つまり、この法律は景品の過大表示や商品説明の誤解を防ぎ、消費者を保護することを目的としています。景品表示法を知らずに広告を出すと、消費者を誤解させる可能性があり、それによって行政措置を受けるリスクがあります。誠実に正確な情報を伝えることはPRをする上で基本であり、事業者がその取引相手との信用を築く土台となります。
3. その宣伝文、アウトかも!? よくある違反事例
皆さんが日々、SNSなどで行う宣伝活動や、ECサイトでの商品紹介、パンフレットや看板などへの宣伝文を掲載する際に気をつけなければならないのが「薬機法」と「景品表示表」です。
① 根拠のない優良性表示
「No.1」「最高」「業界初」といった、客観的な根拠を示さずに自社の商品やサービスを過剰に優良に見せる表現は、景品表示法違反に該当する可能性があるので注意してください。これらの表現を用いる場合は、比較対象や調査方法を明確にする必要があります。
② 効果効能を謳うNG表現
「シミが消える」「ダイエット効果」「美白効果」といったこれらの表現は、医薬品的な効能効果を謳っているとみなされ、薬機法違反になる可能性があります。
③ 断定的な表現
先述の「シミが消える」もそうですが、「絶対に痩せる」「確実に効果があります」といった断定的な表現は、消費者に誤解を与える可能性があり、薬機法や景品表示法違反になる可能性があります。
また、以下では、これまでの事例でどのような表現がNGだったかの具体例が紹介されていますので確認してみてください。
4. チェックツールの紹介
広告出稿をする際はもちろん、日々のSNSや自社のホームページで商品やサービスを宣伝する際は、専門家にチェックをしてもらうのがベストですが、予算的に難しいという場合は無料から利用できるチェックツールがあるのをご存知でしょうか。
下記は一例ですが、このようなチェックツールを活用して、自社のPR活動を不安のないものにしていくのも手です。
「薬事法 広告表現チェックツール」(https://check.yakujimarke.jp/)
「機械良文」(https://kikairyobun.com/)
※本情報は2024年10月時点の情報です。ご利用にあたってはご自身の判断と責任においてご活用ください。
5. 正しく誠実なPR活動で共感してくれるファンを増やそう
今回は、企業のPR活動において知っておくべき、薬機法・景品表示法の基礎知識と、違反事例、そして具体的なNG表現とOKな言い換え例をご紹介しました。
日々のPR活動において、
根拠を示す
誇張表現を避ける
法律の専門家に相談する
など、適切な表現を心がけることが大切です。
正しい知識を身につけ、効果的なPR活動や広告を通して、消費者の信頼と共感を獲得し、事業の成長を目指しましょう。
「広告の表現方法に不安がある」
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